今の美術館は、単に作品を鑑賞するだけの場所でなく、様々なパブリック・プログラムに参加しながら、より深く作品やアート全般について知る事ができる場所ですが、それは美術「館内」に限ったことではありません!
ニューヨークのグッゲンハイム美術館が年に数回行っている、アート、建築、デザインについてオンラインでディスカッションを行うグッゲンハイム・フォーラムが2月22日から26日まで行われています。勿論一般の方も参加OK!さらに、25日には1時間に渡るライブ・チャットが行われる予定です(現地時間25日木曜、午後2時から;日本時間26日午前4時から)。
今回は、現在行われているティノ・ セーガル(Tino Sehgal)展にフォーカスしながら、「物質的価値の向こうに(Beyond Material Worth)」と題し、経済の過剰生産と自己破壊的慣習から持続可能な社会への移行が叫ばれる中でアートと経済はどのようにしてこの歴史的転換期と価値の変移を乗り越えていけるか?というような内容です。すでにフォーラムのサイト上にはセッション1の記録が載っています
多くのアーティストが物を材料として製作をしているわけですが、アートは環境やその他の社会問題にどうやって取り組んでいけるのか?これから大きなテーマになりそうです
参加者:
Martha Buskirk, professor of art history and criticism at Montserrat College of Art
Juliet B. Schor, professor of sociology at Boston College
Simran Sethi, journalist and associate professor at the University of Kansas School of Journalism and Mass Communications
Peter G. Brown, professor in the School of Environment, the Department of Geography, and the Department of Natural Resource Sciences at McGill University
グッゲンハイム・フォーラムのページ:
Guggenheim Forum: Beyond Material Worth
ちなみに、グッゲンハイム美術館ではいつも興味深いプログラムが行われています。私がtheanyspacewhateverを観に行った時、”24-Hours on the Concept of Time”というプログラムが丁度行われていたのですが、時間という概念について様々な分野のエキスパートが24時間交替で話し続けるというものでした・・・
2010-02-24
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