(どうも7時間も観ていたようです。特に村上隆さんと東浩紀さんのトークはほんとに楽しかった。後半窮地に追いやられてしまった?黒瀬陽平さんは次回頑張ってください!とにかく主催者側の人は、本当にお疲れさまです、というかんじです。今回初めて観たのですがいつもこんなに延びてたのかな??)
昨日から今日にかけてやっていたテーマは(終わったのは午前2時過ぎ?日にちまたいでました)、
『カオス*ラウンジ』とは何か?——「ネ申」が降臨する祭りの形式
GEISAI大学のページからの引用:
『カオス*ラウンジ』とは何か?-「ネ申」が降臨する祭りの形式
現在、日本におけるアートの震源地は、完全にネットの中へと移行している。
2ch、mixi、YouTube、ニコニコ動画、Twitter、 Tumblrと いった「アーキテクチャ」(濱野智史)の数々は、ここ数十年の情報環境の整備とともに発展し、今や最も過激で豊かな文化資源の貯蔵庫と化している。 し か し、そこは同時に、匿名的な想像力が支配する世界でもある。 そこでは常に、作品未満の作品やコンテンツ未満のコンテンツばかりが生々流転し、決して一人 の 作家、 ひとつの作品へと固着するとこがない。豊かであると同時に不毛なこの世界から、果たして、作品はつくられるのか?作家は生まれるのか?
—— 現在、私がキュレーションしている『カオス*ラウンジ』という展覧会は、以上のような問題意識をベースに企画されている。 本講演では、『カオス*ラウンジ』の意義と、その周辺の作家、作品を解説すると同時に、 いわば「情報化時代のアート」についてのヴィジョンを提示するつもりである。(黒瀬陽平[美術家、評論家])
今回は『カオス*ラウンジ』とは何か?が論題だったわけですが、(ネタばれですが)結論というものがでませんでした。
前半2時間ほど黒瀬さんが説明したのですが、その講演では核心をつかなかった(つけなっかたと言った方が正しいかな)。もっといえば、このプロジェクトの革新性や重要性を歴史の中で位置づけられなかったと言えばいいのか
(観たい方は→http://www.ustream.tv/recorded/6218386)
それで後半約5時間にも及ぶ『放課後討論会』になったわけですが・・・
残念、出ず。
ただ、出演されていた村上隆さんと東浩紀はさすがプロフェッショナル。
結論なくても、この2人の質問、トークのために録画したものを観る価値はあります。
特に、村上氏が例を挙げながら欧米の批評や物差しを述べているところや、東氏の歴史(過去の批評であり、哲学であり)を知った上での批評の重要性etc(村上氏は実際に欧米で多くの批評をうけているだけあって言葉に重みがあります)。
あと、お二方の『カオス*ラウンジ』に対するコメントも貴重です。
(後半戦はこちらから)
今回多いときで2200人もの方がUstreamで観ていたようですが(美術手帳の編集長さんも現場にいらっしゃいました)、このプログラムが『カオス*ラウンジ』だけでなく日本のアートどのようにに影響を及ぼすのか?さすがに一夜ですばらしいアーティストや批評家が出来上がるわけではないですが、日本の曖昧にしてしまう点が変わっていくのか?これからが楽しみ
今回「何?」という事を示してもらいたかった。
「日本の若手評論家もすごい」「これなら日本のアートももっと盛り上がっていく」って思いたかった
と一視聴者としては残念に思いますが、とにかく次回のギャラリーでの展示に合わせてなんらかのステイトメント出ることを願ってます。さすがに3度目の正直はね。
(ちなみに私はまだ実際に『カオス*ラウンジ』を見に行ってません)
GEISAI大学第4シーズンを観るUstream
『カオス*ラウンジ』のホームページ

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