(ちなみにルーヴルのページでは《ガブリエル・デストレとその姉妹ビヤール公爵夫人とみなされる肖像》)
© RMN / René-Gabriel Ojéda
正直私としてはもうちょっと突っ込んだ内容にして欲しかった!
せっかくフランスまでいって専門家に話をきいているのに、なんであの警察官とかに時間を割いちゃうのか...残念。
四角い鏡とか(ヤン・ファン・エイクのアルノルフィーニ夫妻像は円形)
あの幕の不自然さとか(特にこちらから見て左側)
壁の絵画は何をもとにしてるのか
気になりだしたら切りがない...
ネットの資料だけでは謎は絶対解けなさそうですが、いくつか見つけたのでここに貼っておきます。
モデリング:
番組ではあのモナ・リザの絵が引き合いに出されていましたが、エルミタージュとかにあるレオナルド派の作品として残っているNude GiocondaとかLady at her Toiletとかも歴史的に参照されるようです。
お風呂:
絵の中で2人はお風呂に入っていますが、私たちが考えるような湯船にのんびりつかって入浴というのは当時稀だったようです。
というのは、ルネサンス以降、医者達はお風呂に入るとその熱のせいで毛穴が開き、その穴から体内に毒気(miasmata)が入ると信じていたからです(当時は川から水をひいていたけれど、川は汚水を流すためにも使われていた)。その為、お風呂に入るのは医者に「処方」された時のみで、さらに厳重な注意を払って入浴したようです。
このことを踏まえて絵を見ると、入浴シーンは毒殺されたことを暗示しているのかも...??
詳しくは↓のページから(英語/仏語)
Musée historique environnement urbain|The "dry wash"
ルーヴル美術館の作品解説(日本語)
Musée historique environnement urbain|Gabrielle d'Estrées and one of her sisters



0 件のコメント:
コメントを投稿